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商品説明
精神科医である著者は、「狂気と正常の間に、厳密な境界線は存在しない」と語る。その濃淡の領域にいる人間が、陰惨な事件の実行犯となるとき、心の中では何が起きているのか?多くの友人から慕われた東大生が、サリンを撒き集団殺戮の実行犯となったり、ひょうきんだった子供が精神病に罹患し、幻聴の末近所の人を刺殺した事件の真相をドキュメントで追う。さらに、精神鑑定にたずさわる著者が分析する、通り魔となった知的障害者の責任能力とは。一見普通の人が残酷な事件を起こす不気味さに迫り、悪とは何かを考察する。
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収録内容
1 | 第1章 不寛容という悪(悪とは何か |
2 | 主演女優へのバッシング ほか) |
3 | 第2章 精神病質(精神病質とは |
4 | サイコパスは精神的な奇形 ほか) |
5 | 第3章 狂気か悪か(狂気を認めない精神科医 |
6 | 精神疾患と暴力 ほか) |
7 | 第4章 通り魔(無秩序型の殺人鬼 |
8 | 一見善良そうな犯人 ほか) |
9 | 第5章 カルト宗教と犯罪(サリンはいかに撒かれたか |
10 | 東大卒の実行犯 ほか) |