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商品説明
第1部:おもに説話集を編纂する主体に関する研究であり、長期間にわたり発表してきた『発心集』論をあらためて補筆体系化した九章に、『十訓抄』論二編を加えて構成。第2部:語と表現の解釈に関する問題をおもに取り上げ、発表時に反響の大きかった副詞的「あやまりて」についての論を再構成して収録したほか、『方丈記』、西行などに関する論考を収める。
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収録内容
1 | 第1部 説話集と編者主体(『発心集』巻一・巻二の展開―思索の表現としての説話配列 |
2 | 袈裟と琵琶―社寺宝物伝承と『発心集』編者の関心 |
3 | 『発心集』の思想的核心―往生の条件 |
4 | 『発心集』の法華読誦仙人譚から―編者の関心と説話配列 |
5 | 恩義と信義への関心―『発心集』増補の可能性との関係において ほか) |
6 | 第2部 ことば、こと、もの―読解のために(副詞の「あやまりて」―『宇治拾遺物語』『平家物語』の語彙から |
7 | 「夢見」と「議勢」―『平家物語』の語彙から |
8 | 「霞」と反照―藤原家良歌の「ほてり」など |
9 | 「ふるさと」と「ふるや」―『方丈記』の和歌的修辞 |
10 | 外山と音羽山―『方丈記』の修辞と歌枕 ほか) |
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