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商品説明
“AI≠神”の人間の平和へ。いわゆる宗教と戦争とを結ぶさまざまな表象はおびただしく存在しますが、平和へ紡がれる表象はなかなか得がたいものがあります。戦争言説に塗れてしまっている宗教の現況から、平和価値は想像し難いのが実際かもしれません。不断に創造的想像力を駆使して溢出するような平和価値が、どういう具合に安定的に“信の構造”へ接合するものなのか、真摯に平和を祈念するさまざま信仰と通念化する“宗教”概念を超え、信仰と平和の未来を探ります。
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収録内容
1 | 1 座談会「信仰と平和をめぐって」 |
2 | 2 インタビュー「3・11以降の信仰と平和をめぐって:島薗進教授に聞く」 |
3 | 3 「宗教概念論」から「宗教主体化論」へ―島薗進と安丸良夫の金光論を通して |
4 | 4 バチカンと国際政治―CSCEにおけるバチカンの役割と宗教 |
5 | 5 先住民族権利運動の意義と脱植民地化の課題―琉球・沖縄の人々による国連活動を事例に |
6 | 6 「被爆証言」は米国の高校生にどう響いたのか―米NGOプログラム「Hibakusha Stories」の証言普及活動の場で |
7 | 書評(「犠牲者」としての記憶の行方―酒井啓子著『9.11後の現代史』講談社現代新書、2018年1月 |
8 | マイノリティとマジョリティを紡ぐガンディー―竹中千春著『ガンディー―平和を紡ぐ人―』岩波新書、2018年1月) |