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商品説明
「昭和デモクラシー」が進展する一九三七年七月、盧溝橋で意図なくして戦端は開かれた。際限なく拡大する戦争に、労働者も農民も地位向上の希望を賭け、兵士たちは国家改造の夢を託す。そして新たな政治を求める国民の熱が大政翼賛会を生み出した。多彩な史料から戦時下日本のリアリティを生々しく甦らせ、“あの戦争は何だったのか”を鋭く追究する。
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収録内容
1 | 1章 兵士たちの見た銃後(銃後の退廃 |
2 | 慰問袋のゆくえ |
3 | 祖国の再興を求めて) |
4 | 2章 戦場のデモクラシー(他者理解の視点 |
5 | 立ち上がる「文化戦士」たち |
6 | 新しい文化の創造) |
7 | 3章 戦場から国家を改造する(文化工作による国家の改造 |
8 | 政党政治への期待 |
9 | 社会的な底辺の拡大) |
10 | 4章 失われた可能性(デモクラシーとしての大政翼賛会 |
11 | 大政翼賛会の現実 |
12 | 日中戦争の末路) |
13 | 5章 「神の国」の滅亡(日本主義の盛衰 |
14 | 「神の国」のモラル |
15 | 戦争のなかの最後) |