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商品説明
アラブについて記された最初の石碑は紀元前九世紀に遡る。メソポタミア・エジプト両文明の影響を受けた地に誕生した諸国家は交易と遊牧と農業で栄え、互いにしのぎを削り、エチオピアやインドとも交渉を持った。西暦七世紀にはこの地にイスラームが誕生し、世界史に大きな影響を与える。二十世紀以降は石油資源をもとに近代化を進めるが、政治的安定からはほど遠い。古代文明から現代まで、中東の核心地帯の三千年を追う。
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収録内容
| 1 | 第1章 都市と国家の成立と発展―アラビア史の黎明 |
| 2 | 第2章 新旧勢力の交替と文明の変質―前一千年紀末の変動 |
| 3 | 第3章 オリエント世界の三極構造化―三世紀の変動とその後 |
| 4 | 第4章 アラビアの古代末期―諸勢力の角逐 |
| 5 | 第5章 イスラームの誕生と発展―アラビアの新世紀 |
| 6 | 第6章 沈滞と混迷の数百年―中世のアラビア |
| 7 | 第7章 ヨーロッパ人の来航とオスマン朝の支配―近世のアラビア |
| 8 | 第8章 独立と繁栄―近現代のアラビア |
