会計における責任概念の歴史 受託責任ないし会計責任

本書の第1部・第2部では、各章で内外の文献を渉猟して、日本(管理会計、財務会計)、英米、ドイツ及びフランスにおける会計責任・受託責任の概念の起源及び展開について調査し、検討している(日本会計史学会寄附スタディ・グループ(安藤英義(主査)、椛田龍三、建部宏明、石原裕也、菱山淳)「受託責任(会計責任)概念の歴史」中間報告書2015及び最終報告書2016)。第3部では、第1部・第2部の研究をうけて、各執筆者の関心をより深く考究して、会計における受託責任・会計責任について論じている。