著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
アジアの映画産業はどのようにして形成されてきたのか。欧州とアメリカの映画がアジアの国や地域でどのように広まり、相互に関係し合って、土着の文化をどう変容させたのか。配給と興行に焦点を当て、19世紀末から20世紀初頭にしぼってさまざまな方向から調査・分析する。それを通して、多種多様なアジア市場の変容を複層的・俯瞰的に読み直す。
関連記事
収録内容
1 | ユニバーサル映画のアジア展開―トム・D.コクレンとアジア |
2 | 第1部 大阪映画産業の誕生とアジア―帝国キネマ演芸(日本映画史のなかの大阪―阪東妻三郎と大阪映画産業 |
3 | 大阪映画文化の誕生とその変遷―都市の変容と映画館 |
4 | 山川吉太郎と帝国キネマ演芸 ほか) |
5 | 第2部 横浜での映画産業とアメリカ―大正活映(大正活映の興亡と大正末期の日本映画産業 |
6 | 東洋汽船の映画事業参入と近代日本―東洋フィルム会社の創設 |
7 | 二十世紀初頭の世界流通変動とアメリカ映画のアジア市場開拓 ほか) |
8 | 第3部 近代アジアでの欧米日の映画産業の興亡(シンガポール映画市場でのパテ社の進出と日本 |
9 | パテ社のマニラ進出とマニラ映画文化の変容 |
10 | マニラ映画市場での欧米の葛藤―アメリカ映画の台頭 ほか) |