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商品説明
ぜひとも本書を一読してみてほしいのは、残念ながらこれまでの学校教育のなかで、まともに「道徳」を教わる機会がなかった人、つまり、現代の日本社会の、ほとんどすべての「社会人」の皆さんです。本書では、本来「道徳」で教えなければ/学ばなければならない、近代の人間と社会と国家の論理を、できるだけわかりやすく解説することにしました。デカルト、カント、ルソーなどの西洋近代思想をもとに、誰もが、もう一度、ゼロから「道徳」を学び直せるように工夫しています。
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収録内容
1 | はじめに―「大人」への入門 |
2 | 第1章 なぜ「学校」に通わなければならないのか―「近代」の意味から考える「学校」の存在理由 |
3 | 第2章 なぜ「合理的」でなければならないのか―啓蒙主義から考える「科学」と「道徳」 |
4 | 第3章 なぜ「やりたいことをやりたいようにやる」のはダメなのか―デカルトから考える「自由」と「道徳」 |
5 | 第4章 なぜ「ならぬことはならぬ」のか―カントから考える「人格の完成」 |
6 | 第5章 なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のか―社会契約論から考える「国家」と「市民」 |
7 | 第6章 なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のか―ルソーから考える「市民」の徳 |
8 | 第7章 なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのか―共和主義から考える「士民」の徳 |