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商品説明
印刷技術が未発達な中世において、人は書物をどう入手していたのか。連歌師の流通への関与、伏見宮家から足利将軍への『風雅集』贈与など、書物の伝播・普及と権力との結びつきを解明。古典的書物を持つことの意味に迫る。
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収録内容
1 | 古典的公共圏(古典の成立 |
2 | 古典的公共圏の成立) |
3 | 伏見宮家と足利将軍―『風雅集』『玉葉集』の贈与(義満と崇光院、そして『風雅集』 |
4 | 栄仁と後小松院―名笛「柯亭」と御領安堵 ほか) |
5 | 一条兼良『源語秘訣』の変遷(一条兼良の知のあり方 |
6 | 兼良の『源氏』注釈―『花鳥余情』と『源語秘訣』に至るまで ほか) |
7 | 書物をめぐる知と財、そして権力(書物・知をどのように手に入れたのか |
8 | 知の流通と財の移動・交換―実隆と連歌師の行動から ほか) |
9 | 書物の移動をめぐる力学(下賜された書物―『三十六人家集』の運命 |
10 | 物語としての「進上」―覚一本『平家物語』 ほか) |