著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
建築家清家清の自邸「私の家」(1955年)は、最小限住宅ともいえる5m×10mの二倍正方形の50m2の平屋の「小さな痩せた家」である。居間には庭から出入りする。玄関もない靴履き式で便所や寝室にも扉のない完全な一室空間である。「ウサギ小屋」とか「動物園」とも自称するスキンシップの濃い戦後の新しい家族生活(home)の試みである。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 アカンサス・アーティチョーク・アイビー―幾何学的理性の退行 |
2 | 第2章 アクロポリスの丘の美しい夕日―パルテノン行 |
3 | 第3章 清家清の建築思想の原点 |
4 | 第4章 「私の家」再考―ギリシャのオイコス(家)、オイキア(家族)への愛 |
5 | 第5章 機能主義の超克(1)―Other Direction |
6 | 第6章 機能主義の超克(2)―ファンクション(機能)からパフォーマンス(性能)へ |
7 | 第7章 エントロピーの増大―死 |