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商品説明
世界に蔓延するポピュリズム。はたしてそれは民主主義の異端なのか?古代中世の神学史、丸山眞男らの議論を手がかりに、宗教・政治・文化に通底する「異端発生のメカニズム」を解明し、混迷する時代の深層に迫る。著者が十年来抱えたテーマがここに結実、「異端好みの日本人」に、現代の「正統」の所在を問いかける―
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収録内容
1 | 序章 正統の腐蝕―現代世界に共通の問いかけ |
2 | 第1章 「異端好み」の日本人―丸山眞男を読む |
3 | 第2章 正典が正統を作るのか |
4 | 第3章 教義が正統を定めるのか |
5 | 第4章 聖職者たちが正統を担うのか |
6 | 第5章 異端の分類学―発生のメカニズムを追う |
7 | 第6章 異端の熱力学―中世神学を手がかりに |
8 | 第7章 形なきものに形を与える―正統の輪郭 |
9 | 第8章 退屈な組織と煌めく個人―精神史の伏流 |
10 | 終章 今日の正統と異端のかたち |