本/雑誌
ヴァレリーにおける詩と芸術
三浦信孝/編 塚本昌則/編
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発売日 | 2018年08月発売 |
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商品説明
作品よりも作品を作る精神の機能を探求しつづけたポール・ヴァレリー。明晰な批評意識をもつがゆえに“ヨーロッパ最高の知性”と呼ばれた詩人は近年、知性と感性の相克に懊悩するその実像が明らかになっている。本書では、ヴァレリーの肖像に迫る第1部にはじまり、“他者とエロス”の問題に肉薄する第2部、そして第3部~第5部では芸術論の三つの諸相(絵画、音楽、メディウム)に焦点をあて、新たな読解の道筋を切り開く。
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収録内容
1 | 1 ヴァレリーとは誰か(ポール・ヴァレリー、ある伝記的冒険 |
2 | ヴァレリーにおける“精神”の意味 ほか) |
3 | 2 詩とエロス―他者という源泉(ヴァレリーとブルトン―思考のエロス |
4 | ヴァレリーにおける他者関係の希求と「不可能な文字」 ほか) |
5 | 3 ヴァレリーの芸術論―絵画と経済学(ヴァレリーと二〇世紀初頭の芸術家 |
6 | 大芸術家の肖像―ダ・ヴィンチからドガへ ほか) |
7 | 4 ヴァレリーと音楽―声とリズム(“声”の詩学―芸術照応の源泉としての |
8 | リズムと吃音―「異質な機能作用」に出会う体 ほか) |
9 | 5 ヴァレリーとメディウム(ヴァレリーと広告 |
10 | “絶対的なもの”のミメーシス―ヴァレリーを読むアドルノ ほか) |