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商品説明
福沢諭吉は、西洋文明との対比のなかで、日本文明の特質を根源的に考察し、国家の発展には何が必要かを問い続けた。そして、脈々たる熱情をもって人々に精神の変革を訴えかけた。本書は、中津藩時代から晩年まで、因習に挑み、明治国家建設に邁進した生涯を描いたものである。『学問のすゝめ』『文明論之概略』の論評や朝鮮問題の再検討など、随所に示される著者の見解は、国家の歩みとともにあった人物の統一的把握をもたらすだろう。福沢の思想の真髄を明快に伝える最良の評伝。
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収録内容
1 | 中津時代 |
2 | 緒方塾 |
3 | アメリカに行く |
4 | ヨーロッパを知る |
5 | 『西洋事情』 |
6 | 慶応義塾 |
7 | 『学問のすゝめ』 |
8 | 『文明論之概略』 |
9 | 維新のリーダーと福沢諭吉 |
10 | 「国会論」と十四年政変 |
11 | 家庭と日常生活 |
12 | 朝鮮問題 |
13 | 内閣制度の創設と条約改正 |
14 | 初期議会と日清戦争 |
15 | 晩年と死 |
16 | 福沢諭吉と伊藤博文 |