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商品説明
かつて歴史とは、説き去り説き来たるものとしてあった。横浜生まれの自由民権の闘士がその抜群の話術を駆使し、無念にも散っていった有為の漢たちの志と怒りを語り、いつしか時代に取り残されてしまった者の悲しみを嘆じ、いま幅を利かせる顕官の人物と過去の行状を暴くとき、人びとはまったく別の相貌を帯びた維新の姿を知った。薩長中心の見かたから一線を画す、史談史論の雄篇。
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収録内容
| 1 | 徳川幕府の覆滅 |
| 2 | 遷都の建議 |
| 3 | 明治政府の樹立 |
| 4 | 賀陽宮の陰謀 |
| 5 | 江藤井上予算問題の大衝突 |
| 6 | 山縣有朋と山城屋事件 |
| 7 | 長州藩と三谷三九郎 |
| 8 | 明治初年の暗殺三件 |
| 9 | 雲井龍雄の陰謀 |
| 10 | 廃藩置県の断行 |
| 11 | 尾去沢銅山の強奪 |
| 12 | 岩倉の洋行と留守内閣 |
| 13 | 横浜の奴隷解放事件 |
| 14 | 征韓論の真相 |
| 15 | 民選議院設立の建白 |
| 16 | 赤坂喰違の凶変 |
| 17 | 台湾征伐の内情 |
| 18 | 江藤新平の挙兵 |
| 19 | 大阪会議と木戸の再入閣 |
| 20 | 長州萩の内乱 |
| 21 | 熊本の神風連 |
| 22 | 東京の思案橋事件 |
