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商品説明
高松藩士・小神野与兵衛が十八世紀半ばに記した『盛衰記』。そこには、高松松平家やその本家の水戸家の殿様たちの生々して行状や、大名父子の壮絶な確執、大名と家臣たちの濃密すぎる関係性が鮮明に描かれている。武士の忠臣美談など「武士道」のイメージとはまるで異なる、江戸前期の激越な武士世界をつまびらかにする。
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収録内容
1 | 序章 三人の殿様の死―頼房、頼重、頼常 |
2 | 第1章 歴史を編んだ男たち |
3 | 第2章 頼房と、その子、頼重、光圀。父は息子を“水”にしようとした。 |
4 | 第3章 子流しと子殺し |
5 | 第4章 傍若無人な父、頼重(英公) |
6 | 復讐する息子、頼常(節公) |
7 | 第5章 わが子に一度も声をかけなかった冷たい殿様 |
8 | 第6章 家臣という名の曲者たち |
9 | 第7章 名君・頼常の後姿 |
10 | 終章 歴史を編む人、ふたたび |