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商品説明
城といえば、領国支配の中心として城主が住む場所というイメージが強い。しかし、近世城郭の既成概念を排し、城の本質は軍事施設という観点から見直してみると、意外な事実が浮かび上がってくる。縄張り研究の手法を用い、戦国の城にまつわる5つの疑問を徹底論証。なぜ、多数の「山城」が築かれたのか。鉄炮の普及は城の構造にどのような影響を与えたのか...。千差万別の個性あふれる戦国のリアルに迫る、画期的城郭論。
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収録内容
1 | 第1章 城を取る―攻めるか守るか |
2 | 第2章 なぜ山城か―それぞれの事情 |
3 | 第3章 城主たちの亡霊―城の歴史がすり替わる |
4 | 第4章 幻の館―リアリティーのない平板な図式 |
5 | 第5章 縄張りの迷宮―オンリーワンの個性たち |
6 | 第6章 城と戦争―城の形を決定づける人の営み |
7 | 第7章 鉄炮と城の「進化」―大きい・小さい・強い・弱い |
8 | 第8章 城は何を守るか―築城者たちの本音 |
9 | 第9章 山から降りなかった城―近世城郭の成立を再考する |