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商品説明
個人の自由こそが最大の価値であるリベラルな社会においても、実際はさまざまな意味でそれが空虚なものとなっている。そんな「自由という名の牢獄」から、私たちはどうやって抜け出すことができるのか。本書は、責任・公共性・資本主義との関係から、自由という概念そのものを鍛え直し、変形し、その限界を克服するための探究である。河合隼雄学芸賞受賞作。
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収録内容
| 1 | 第1章 自由の牢獄―リベラリズムを超えて(リベラリズムの時代 |
| 2 | 自由の困難 ほか) |
| 3 | 第2章 責任論―自由な社会の倫理的根拠として(責任の不発化 |
| 4 | リスク社会 ほか) |
| 5 | 第3章 “公共性”の条件―自由と開放をいかにして両立させるのか(幽霊という敵 |
| 6 | 現れの空間 ほか) |
| 7 | 第4章 不・自由を記述する赤インク(不・自由を伝える赤インクがない |
| 8 | 資本主義における格差問題 ほか) |
