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商品説明
不妊治療は、昔と比べ、受診への敷居は低くなりました。とはいえ、治療を実際に始めるとなると、ほとんどの人は、戸惑い、不安、焦りなどの、重い感情を経験します。このような感情は、不妊治療が普及していったこの20年間で、どのように変化していったのでしょうか。この本は、当事者へのインタビュー調査をもとに、日本の家族形成、労働環境、インターネット、公的支援などを視野に入れ、医療の素人である当事者が編み出す、不妊治療への対処法を明らかにしています。
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収録内容
1 | 第1章 不妊治療への躊躇い |
2 | 第2章 二〇〇〇年代初期と二〇一〇年代初期の日本と不妊治療 |
3 | 第3章 二〇〇〇年代初期の不妊治療と躊躇 |
4 | 第4章 二〇一〇年代初期の当事者の意識―アンケート調査から |
5 | 第5章 二〇一〇年代初期の不妊治療と躊躇―インタビュー調査から |
6 | 第6章 躊躇を克服する知恵と技術 |
7 | 第7章 躊躇に関与する文化社会的要因 |
8 | 第8章 躊躇をめぐる社会的統制 |
9 | 終章 これからの不妊治療と社会 |
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