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商品説明
不実とはここでは「実らず」の意で、「花咲かず」「種あらず」などを含む「生涯に至らない植物」の在り様を指して、筆者が仮に規定してみた外道信仰用語である。本書では、不実を植物/動物から人間の領域にまで拡張、本来、聖者の自己犠牲的な行為としてあったFGM(女性器切除)/MGM(男性器切除)が、歴史の中で社会の統治権力の在り方と関わってどのように「変形」をとげていったかを見る。“未開・蛮習”とされてきた古代信仰の核心に光を当てる。
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収録内容
1 | 1 抜箭天皇考 |
2 | 2 象神考 |
3 | 3 落語考 |
4 | 4 「木と林」について |
5 | 5 割礼考 |
6 | 6 不実考 |
7 | 7 外道幻想の歴史性について |
8 | 8 胞衣神考 |