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栄花物語歴史からの奪還

高橋亨/編 辻和良/編

6820円
ポイント 1% (68p)
発売日 2018年10月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2290452
JAN/ISBN 9784864051330
メディア 本/雑誌
販売森話社
ページ数 267

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

『栄花物語』を嚆矢とする歴史物語は、これまで文学作品と認識されつつも、「歴史書」であるともみなされてきた。しかし、『栄花物語』が“物語”であることの意味を真に問うため、「歴史書」という認識をいったん傍らに置いて、『栄花物語』を徹底的に“物語”として読み、その論理や表現の構造を明らかにする。

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    収録内容

    1 物語と歴史の境界あるいは侵犯
    2 エクリチュールとしての『栄花物語』―『狭衣物語』との近似性に着目して
    3 藤原登子―“物語化”された尚侍
    4 源倫子―その摂関家の正妻らしからぬ行動
    5 永平親王の語りをめぐって―「十二ばかりに」に着目して
    6 『栄花物語』の立后と「一の人」―歴史認識の形成
    7 『栄花物語』「みはてぬゆめ」巻の構造―不敬事件へと収斂する物語
    8 二人のかぐや姫―『栄花物語』巻第六「かかやく藤壺」の彰子と定子
    9 『栄花物語・初花』の“語り手女房”―語り換えの方法
    10 『栄花物語』、固有の“歴史”語り―小一条院東宮退位をめぐる延子・顕光の恨み
    11 『栄花物語』進命婦考―続編の叙述の方法をめぐって
    12 『狭衣物語』と『栄花物語』についての一考察―賀茂斎院神事の記録

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