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商品説明
共苦(コンパッション)と憐憫(ピティ)―苦難に遭えば遭うほど、自分のことはさておいて、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられなくなる。東日本大震災後に顕わになったそんなエートスは、どこにいってしまったのだろう。災害後の社会を覆う「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。
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収録内容
1 | 1 思想の現場から(日本国憲法と本土決戦―柄谷行人『憲法の無意識』への系譜 |
2 | 個人の生を超えてゆくもの―吉本隆明『全南島論』の思想を接ぎ木するために ほか) |
3 | 2 文学の現在(詩の不自由について |
4 | 黒田喜夫の葬儀の場面から ほか) |
5 | 3 批評の実践(批評の精髄―江田浩司『岡井隆考』 |
6 | 究極的な批評の形式―詩論展望 ほか) |
7 | 4 対話から照らされる思想(遠藤周作『沈黙』をめぐって―若松英輔との対談) |