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商品説明
世界各地に充満してゆくキリスト教精神の内実。ルターに端を発する十六世紀ヨーロッパの宗教的動揺は、イエズス会というまったく新しい組織を生んだ。霊操と教育を重視し、異教徒への宣教を実践するイエズス会は、ポルトガル・スペインの植民地開拓と軌を一にして、新大陸やアジアへと進出した。かれらの思想や布教方法はどのようなものだったか。いかなる経済的基盤に支えられていたのか。現地社会に与えた影響や「キリスト教の世界化」のプロセスを詳細に検証する。イグナティウス・デ・ロヨラ、モンテコルヴィーノ、ザビエル...大海原を越え、異境へ赴いた修道士たちの思想と足跡。
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収録内容
1 | 第1章 燃えさかる宗教改革の火の手 |
2 | 第2章 カトリック改革とトレント公会議 |
3 | 第3章 イエズス会の誕生と成長 |
4 | 第4章 托鉢修道会の動き―フランチェスコ会とドミニコ会 |
5 | 第5章 イエズス会のアジア進出 |
6 | 第6章 新大陸のキリスト教化 |
7 | 第7章 イエズス会の日本宣教 |
8 | 第8章 日本宣教の構造 |
9 | 第9章 キリスト教の世界化 |