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商品説明
世界をつなぐ重要な担い手、「情報」。本書では、印刷術発明以前の「写本」「世界図」「人物図」にはじまり、「書籍」「新聞」「雑誌」など印刷物による伝達手段を経て、さらに一九世紀以降のマスメディアの展開として、「電信」「映画」「テレビ」「インターネット」を取り上げる。それぞれの媒体がいかにして情報を伝え、世界をつなぎ、どのような世界史像を生み出したのかを検討するとともに、どのように世界の一体化を促進し、世界史に新たな問題をもたらしたのかについても読み解く。
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収録内容
1 | 序論 情報がつくる世界史 |
2 | 第1部 文字と図による伝達(写本が伝える世界認識 |
3 | 世界図はめぐる) |
4 | 第2部 印刷物による伝達(書籍がつなぐ世界―『千一夜物語』 |
5 | 近代的新聞の可能性と拘束性―日露戦争の時代における新聞のメディア的変容 |
6 | イギリスのイラスト紙・誌が見せた一九世紀の世界 ほか) |
7 | 第3部 信号・音声・映像による伝達(海底ケーブルと情報覇権 |
8 | アメリカの政府広報映画が描いた冷戦世界―医療保健援助船「ホープ号」をめぐって |
9 | サイゴンの最も長い日―ヴェトナム戦争とメディア ほか) |