商品説明
「ぼく」が家に帰ってみると、ブタがいます。ママの服を着て、ママみたいに、げんかんまで出むかえてくれますが、それは、ブタでした。「ぼく」が「ママ?」と聞くと、「ぶぅ」とうなずきます。―「ぼくの日記読んだんでしょう」「ぼく」は、日記に魔法をかけておいたのでした。日記を勝手に読んだ人は、ブタになっちゃうように。日記には、「ぼく」の秘密が書いてあるのですから。秘密をかかえこんだ「ぼく」は、少し大人になりはじめているのかもしれません。ブタになったママは、出かけようとしても、くつをはくこともできません。ママと「ぼく」の新しいつきあいは、いったい、どうなっていくのか。日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。