著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
少女は大人を追い抜いて、文学と絵画を去勢する。―14歳にして完璧な自動記述を披露した天才少女、ジゼル・プラシノス。鮮烈なデビューをよそに黙り込んだかのようにみえた彼女は、次第に奇妙な小説を、そして壁掛けの制作を通じて特異なイメージを産出した。子ども/大人の狭間で、また兄マリオとの複雑な関係のなかで、遅れてやってきたシュルレアリスムと出会いなおす、逆説的な生を追う!日本初のモノグラフ―図版多数収録!
関連記事
収録内容
1 | 序章 女性とオートマティスム |
2 | 第1章 シュルレアリスムにとってプラシノスとは誰か |
3 | 第2章 プラシノスにとってシュルレアリスムとは何か |
4 | 第3章 「本質的な女性」の物語 |
5 | 第4章 『ブルラン・ル・フルー』あるいはイメージの勝利 |
6 | 第5章 マリオ・プラシノス―オイディプスの遺言 |
7 | 第6章 時間/他者/老い |
8 | 終章 「ファム=アンファン」の逆説 |
9 | 付話 『夢』(ジゼル・プラシノス) |