本/雑誌
いま宗教に向きあう 4
池澤優/〔ほか〕編集委員
2530円
ポイント | 1% (25p) |
---|---|
発売日 | 2018年12月発売 |
出荷目安 | メーカー在庫あり:1-3日
※出荷目安について |
- 追跡可能メール便 送料無料
著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
かつては自明であった宗教と世俗の境界が揺らぐなかで、世界的に宗教にかかわる紛争が起こり、宗教が政治問題になる一方、宗教が宗教という形態をとることなく社会に浸透し、私たちの生活に影響を及ぼしている。宗教的ナショナリズム、イスラームのヴェールと政教分離原則との関係、宗教の社会貢献などの事例を掘り下げ、宗教においてせめぎあう公と私の諸相を描く。
関連記事
収録内容
1 | 序論 公共圏と宗教のせめぎあい |
2 | 1 ナショナリズムと宗教(三つの国の「セキュラリズム」―南アジアからこの語の意義を考える |
3 | 上座仏教とナショナリズム―国家主導の宗教的ナショナリズム |
4 | ボスニアにおける宗教共存の伝統―ポジティブな文化ナショナリズムに向けて |
5 | 「解放」後韓国の宗教とナショナリズム―キリスト教を中心に) |
6 | 2 世俗・人権・宗教(欧州人権裁判所におけるヴェールと十字架―イスラームに向きあう世俗的ヨーロッパのキリスト教的な系譜 |
7 | イタリアの新たな「世俗性」 |
8 | イスラーム・ジェンダー論の行方―行動する女性たちへ |
9 | 疑似コロニアルな宗教概念に抗するスカーフ―消費主義時代のトルコを事例として |
10 | 「宗教の自由」をめぐるアメリカの分断状況―国内の論争を外交政策) |
11 | 3 宗教の公共化(見えない宗教の力―現代の生命倫理・環境倫理言説の宗教性 |
12 | 宗教の社会貢献―宗教的利他主義の実践と共生社会の模索 |
13 | 公共圏における宗教の社会参加―世界最大の仏教NGO・慈済会の挑戦と試練 |
14 | 市民社会と生命現象―弱さと暴力に向き合う場としての“ラルシュ”共同体運動) |