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商品説明
ネットで注文した商品が、送料無料で翌日に配達される。安く早くモノが届くことは、もはや当たり前の日常だ。しかし、その荷物を運ぶドライバーは、見えないところで過酷な労働を強いられている。私たちの暮らしや経済を支える物流。それを維持するためのコストは、いったい誰が負担すべきなのか。問題提起の書。
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収録内容
1 | 第1章 宅配が止まる?―ヤマト・ショックから考える(ヤマト運輸の「サービス残業」問題 |
2 | 「即日配達」と「送料無料」―ネット通販以後 |
3 | 「お客様のために」―形骸化していったルール |
4 | 社会を維持するコスト) |
5 | 第2章 休めない、支払われない、守られない―トラックドライバーの現実(物流の九割を占める日本経済の黒衣 |
6 | ドライバーを取り囲む法制度の「抜け穴」) |
7 | 第3章 悩む物流―なぜこんなに安く荷物が届くのか(激化する業界競争 |
8 | 賃金の低下と成果主義の強化 |
9 | 物流二法は何をもたらしたか) |
10 | 第4章 経済のインフラを維持できるか―持続可能性の危機(危機の解決策はあるのか |
11 | 深刻化した人手不足 |
12 | 「適正な料金」に向けて |
13 | 運賃が先か、賃金が先か |
14 | 荷主を巻き込む) |
15 | 第5章 物流危機が問いかけるもの(「適正」な企業が淘汰され、「不適正」な企業がはびこる |
16 | 「高い質を安い価格で」の限界 |
17 | ルールづくりの重要性) |