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サンデル教授、中国哲学に出会う
マイケル・サンデル/編著 ポール・ダンブロージョ/編著 鬼澤忍/訳
2970円
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発売日 | 2019年01月発売 |
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商品説明
「他家の羊を盗んだ父親を、正直者の息子は告発すべきか?」自由を重んじる西洋哲学の伝統に照らせば、答えは「イエス」だ。個人の道徳心が、親への忠義に妨げられてはならない。一方、儒教の祖・孔子はこの問いに「ノー」と答える。彼によれば、親は子をかばい、子は親をかばう、これが真の正直さである。一体どちらが正しいのだろう?ハーバード大学の超人気教授にして“ニューズウィーク”中国版が選ぶ「最も影響力のある外国人」、マイケル・サンデル。彼の共同体主義は、孔子、孟子、荘子ら中国古代の賢人たちの教えとどのように響き合うのか?政治、ジェンダー、遺伝子操作など現代の最重要テーマをめぐる気鋭の研究者9人の論考にサンデル教授が応答する、正義論の新展開。
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収録内容
1 | 1 正義、調和、共同体(調和なき共同体?―マイケル・サンデルへの儒教的批評 |
2 | 個人、家族、共同体、さらにその先へ―『これからの「正義」の話をしよう』におけるいくつかのテーマに関する儒教的考察 ほか) |
3 | 2 市民の徳と道徳教育(市民道徳に関するサンデルの考え方 |
4 | 儒教から見たサンデルの『民主政の不満』) |
5 | 3 多元主義と完全性―サンデルと道家思想の伝統(ジェンダー、道徳的不一致、自由―中国というコンテクストにおけるサンデルの共通善の政治 |
6 | 満足、真のそぶり、完全さ―サンデルの『完全な人間を目指さなくてもよい理由』と道家思想) |
7 | 4 人間の概念―サンデルと儒教的伝統(儒教倫理における「人間」を理論化する |
8 | 道徳的主体なき道徳性についてどう考えるべきか ほか) |
9 | 5 マイケル・サンデルによる応答(中国哲学から学ぶ) |
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