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紋切型社会 (新潮文庫)

武田砂鉄/著

693円
ポイント 1% (6p)
発売日 2019年02月発売
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仕様

商品番号NEOBK-2334594
JAN/ISBN 9784101216614
メディア 本/雑誌
販売新潮社
ページ数 349

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

何気なく耳にするフレーズには、実は社会の欺瞞が潜んでいる。「うちの会社としては」の“うち”とは一体誰なのか。「育ててくれてありがとう」が貧相にする家族観。「国益を損なうことになる」は個を消し去る。「会うといい人だよ」が生む閉鎖性。「なるほど。わかりやすいです。」という心地よい承認の罠。現代の紋切型を解体し、凝り固まった世間を震撼させる、スリルと衝撃のデビュー作。

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    収録内容

    1 乙武君―障害は最適化して伝えられる
    2 育ててくれてありがとう―親は子を育てないこともある
    3 ニッポンには夢の力が必要だ―カタカナは何をほぐすのか
    4 禿同。良記事。―検索予測なんて超えられる
    5 若い人は、本当の貧しさを知らない―老害論客を丁寧に捌く方法
    6 全米が泣いた―“絶賛”の言語学
    7 あなたにとって、演じるとは?―「情熱大陸」化する日本
    8 顔に出していいよ―セックスの「ニュートラル」
    9 国益を損なうことになる―オールでワンを高めるパラドックス
    10 なるほど。わかりやすいです。―認め合う「ほぼ日」的言葉遣い
    11 会うといい人だよ―未知と既知のジレンマ
    12 カントによれば―引用の印鑑的信頼
    13 うちの会社としては―なぜ一度社に持ち帰るのか
    14 ずっと好きだったんだぜ―語尾はコスプレである
    15 “泣ける”と話題のバラード―プレスリリース化する社会
    16 逆にこちらが励まされた―批評を遠ざける「仲良しこよし」
    17 そうは言っても男は―国全体がブラック企業化する
    18 もうユニクロで構わない―ファッションを彩らない言葉
    19 誰がハッピーになるのですか?―大雑把なつながり
    20 生産性―誤解を招いたとしたらお詫びします

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