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商品説明
絵画、彫刻、文学、建築などの作品においても、理論や批評の言説においても、多面的かつ国際的な拡がりをもつキュビスム。「幾何学」的表現の誕生・深化から、二度の世界大戦を経て、歴史的評価の確立へと至る曲折に満ちた展開を、美術と“現実”との関係を軸に描ききる。
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収録内容
| 1 | 第1部 幾何学による解剖・解体と「概念の現実」の誕生(キュビスムをめぐる言説―レアリスムとの関係からの考察 |
| 2 | 現実の解剖、解体―分析的キュビスムへの展開) |
| 3 | 第2部 キュビスムの文法と詩学(芸術と詩的アナロジー―総合的キュビスムの文法 |
| 4 | 機械の詩学―身体のメカニズムの探求からメカニックな身体へ) |
| 5 | 第3部 キュビスムと第一次世界大戦(前衛と前線―大戦の「現実」と視覚芸術 |
| 6 | 古典主義とナショナリズム―第一次世界大戦前後の芸術理論と実践) |
| 7 | 第4部 新たなる「秩序」へ向けて(秩序への回帰―大戦間期の美術史モデルとかたちの「生命」 |
| 8 | キュビスムの形態学―近代のユートピアと前衛芸術) |
| 9 | 第5部 第二次世界大戦前後の政治社会とキュビスム(大戦の影と文化的地勢図―展示・論争におけるキュビスムの位置づけ |
| 10 | キュビスムの生と死―戦後の社会とフランス文化の復興) |
