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商品説明
東国は藤原氏が支配する政権によって「蛮地」とされ、蔑まれていく。しかし、東が西に比べて未開だったことは一度もない。関東の歴史は、豊かな縄文時代、巨大古墳を造営した時代から、強い武家を輩出し、ついに藤原氏独裁を転覆する時代まで、連綿とつながっているのである。本書は、古墳や出土物だけが注目されてきた関東の古代を、神社伝承やその奉斎氏族の歴史などからたどる。すると上毛野氏や渡来系氏族だけでなく、中央でも活躍した物部氏や蘇我氏、忌部氏、多氏、出雲系氏族などの足跡が浮かび上がってきた。
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収録内容
| 1 | 序章 つくられた「西高東低」の史観(坂東、山東、関東 |
| 2 | 豊かな縄文王国 ほか) |
| 3 | 第1章 ヤマトタケル伝説と海人族の足跡(つくられた四道将軍の派遣伝承 |
| 4 | 平定した東で崇拝されるヤマトタケル ほか) |
| 5 | 第2章 北関東の雄、上毛野氏は本当に天皇の子孫か(上毛野と下毛野 |
| 6 | トヨキイリヒコの子孫たち ほか) |
| 7 | 第3章 点在する出雲系神社の謎(武蔵国造は出雲系 |
| 8 | なぜ関東の国造になった? ほか) |
| 9 | 第4章 改竄された古社の由緒(土着の民を野蛮視する『常陸国風土記』 |
| 10 | 香取・鹿島は戦略的拠点 ほか) |
