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商品説明
なぜ教育では、問題が見えにくいのか。そして、問題の加害者は「教師」だけなのか―。巨大組み体操、体罰、スクール・セクハラ、ブラック部活動、教師への暴力、いじめ件数の格差...「教育・指導の一環」「指導力の欠如」を理由にかき消されていく、学校を舞台とした「リスク」に、気鋭の教育社会学者が切り込む。
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収録内容
1 | はじめに 加害者/被害者を解体する |
2 | 第1章 殴っても「教育」―暴力を容認する指導の論理 |
3 | 第2章 巨大組み体操の教育的意義―「痛い」を禁句とする学校の暴走 |
4 | 第3章 スクール・セクハラの過去と現在―「教育」との連続性がありえた時代 |
5 | 第4章 部活動顧問の嘆き―「やって当たり前」の悲劇 |
6 | 第5章 教師の暴力被害―殴られるのは指導力不足のせい!? |
7 | 第6章 「問題行動」を読解するためのリテラシー―いじめの件数は少ないほうがよい!? |
8 | おわりに 教育を語るために教育から抜け出る |