本/雑誌
ジョイスへの扉-『若き日の芸術家の肖像』
高橋渡/編著 河原真也/編著 田多良俊樹/編著
3960円
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発売日 | 2019年03月発売 |
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商品説明
19世紀末から20世紀初頭のアイルランドを舞台に、作者ジェイムズ・ジョイスの半生を描く自伝的教養小説『若き日の芸術家の肖像』は、ジョイスの文学世界に読者をいざなう「扉」である。「ジョイスへの扉」を新たに開く12の「鍵」を収めた論文集。
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収録内容
1 | 『若き日の芸術家の肖像』の鳥表象と芸術家像の再考―イェイツとシェリー作品とのつながり |
2 | クランリーの人物造形―親友ジョン・フランシス・バーンの肖像 |
3 | フィクションと伝記的事実から読み解くジョイスの階級意識―イエズス会、クリスチャン・ブラザーズ、移民 |
4 | スティーヴンと堕罪の甘美―もはや若くはない芸術家となるための |
5 | 「心とは何か」を学ぶこと―『若き日の芸術家の肖像』と『ユリシーズ』におけるスティーヴンの母の祈り |
6 | 『若き日の芸術家の肖像』―自伝と虚構・二つの顔を持つヤーヌス |
7 | 傷ついたジャガイモ―『若き日の芸術家の肖像』の政治的無意識としてのアイルランド大飢饉 |
8 | 知識偏重なスティーヴンの失敗―身体と精神の連動と分離 |
9 | ジョイスを読むベケット―二人の少女の死とその語りについて |
10 | ジョイスの“ベヒーモス”―『スティーヴン・ヒアロー』あるいは『若き生の断章』試論 |
11 | “O,he’ll remember all this when he grows up”:Joyes,Fenianism,and Memory |
12 | Eduction:The ‘Jesuit’ Artist and the Speckled ‘Bard’ |
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