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商品説明
デュルケムの近代社会構想には、『社会分業論』で提示された有機的連帯論と、その後の『自殺論』、『社会学講義』、『社会分業論』「第二版への序文」を中心に展開された職能団体論の二種類がある。『社会分業論』の公刊後なぜ有機的連帯論にかわる新たな近代社会構想を示そうと考えたのか。同時代の状況を背景とした問題関心や後年のパーソンズによる読解もふまえてデュルケム理論の意義を仔細に検討する。
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収録内容
1 | 序章 同時代への応答としてのデュルケム社会学 |
2 | 第1章 デュルケム研究の現在 |
3 | 第2章 パーソンズの解釈枠組みの検討 |
4 | 第3章 『社会分業論』への知的変遷 |
5 | 第4章 『社会分業論』の理論枠組み |
6 | 第5章 有機的連帯論の理論構成 |
7 | 第6章 有機的連帯論の同時代的意義 |
8 | 第7章 職能団体論への展開 |
9 | 第8章 職能団体論の理論構成 |
10 | 終章 自由と社会秩序の両立に向けて |