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商品説明
「資本主義の不安定さを数理経済学で証明する」。今から50年以上も前、優れた論文の数々で、世界を驚かせた日本人経済学者がいた。宇沢弘文―その生涯は「人々が平和に暮らせる世界」の追求に捧げられ、行き過ぎた市場原理主義を乗り越えるための「次」を考え続けた信念の人だった。大宅賞作家が描く「ノーベル経済学賞にもっとも近かった日本人」86年の激動の生涯。
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収録内容
1 | リベラリズム・ミリタント |
2 | 朝に道を聞かば夕に死すとも可なり |
3 | ケネス・アローからの招待状 |
4 | 輝ける日々 |
5 | 赤狩りの季節 |
6 | カリフォルニアの異邦人 |
7 | 別れ |
8 | シカゴ大学「自由」をめぐる闘争 |
9 | もうひとつのシカゴ・スクール |
10 | 二度目の戦争 |
11 | 「陰(Shadow)」の経済学へ |
12 | “ドレス”と“自動車” |
13 | 反革命(The Counter‐Revolution) |
14 | 空白の10年 |
15 | ローマから三里塚まで |
16 | 未完の思想Liberalism |
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