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商品説明
ロマン主義による理想的な民族・民衆とは異なる“もうひとつのフォルク”。クライスト、ゲレス、アイヒェンドルフが見た“フォルク”。
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収録内容
1 | 序章 フォルク概念の変容とその問題 |
2 | 第1章 下層民から“裁く”群衆へ―クライスト『チリの地震』における偶然性と匿名の声 |
3 | 第2章 国家なき国民戦争―クライスト『ヘルマンの戦い』における国民と自由 |
4 | 第3章 ジャーナリズムと民衆―初期ゲレスの政治新聞と文芸共和国 |
5 | 第4章 本を持つ民―ゲレス『ドイツ民衆本』における受容の機能 |
6 | 第5章 アイヒェンドルフと「主観」の文学―歴史叙述における詩人の役割 |
7 | 第6章 一八三〇年代のドイツ像―中期アイヒェンドルフにおける解放戦争と民衆 |
8 | 終章 視る、読む、裁く「フォルク」の遠心力 |