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商品説明
私たちは「二重の時間性」を生きてきた。戦後を徹底させる動きと、戦前に回帰する動き。この二つが重層する特異な戦後史。その間を揺れ動く「宗教」。その過去・現在・未来を解き明かす。
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収録内容
1 | 戦後七〇年の宗教をめぐる動き―いくつかの転機を経て |
2 | 1 理論編―戦後宗教史を読むための視座(近代の規範性と複合性―「世俗化」概念の再検討と丸山眞男の近代化論 |
3 | 政権与党と宗教団体―自民党と保守合同運動、公明党と創価学会の関係を通して |
4 | 戦後宗教史と平和主義の変遷) |
5 | 2 歴史編―国家と宗教の関係性(国家神道復興運動の担い手―日本会議と神道政治連盟 |
6 | 靖国神社についての語り―明治維新百五十年で変わりうるか |
7 | 忠魂碑の戦後―宗教学者の違憲訴訟への関与から考える) |
8 | 3 教団編―諸宗教の内と外(キリスト教と日本社会の間の葛藤と共鳴―宗教的マイノリティが担う平和主義 |
9 | 戦後の仏教をめぐる言説と政治―近代性、ナルシシズム、コミュニケーション |
10 | 新興宗教から近代新宗教へ―新宗教イメージ形成の社会的背景と研究視点の変化) |
11 | 宗教と社会の「戦後」の宿題―やり残してきたこととその未来 |