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商品説明
ファンタジーはどこへゆくのか?トールキンの『指輪物語』から始まったモダン・ファンタジーの歴史。「ここ」とは違う場所へのあこがれを一身にひきうけてきたファンタジーは、いまどうなっているのだろう?トールキン、エンデ、ル=グウィン、ローリング、荻原規子、小野不由美、そして...第一人者によるファンタジー案内。
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収録内容
1 | 1 ファンタジーからネオ・ファンタジーへ(対・現実から脱・現実へ―ネオ・ファンタジーの流れ |
2 | 二重性の文学としてのファンタジー―『ナルニア』から『指輪物語』そして映像の時代へ |
3 | ファンタジーとはなにか―遠近法の文学) |
4 | 2 海外篇―層をなす構造の力学(ミヒャエル・エンデ 「虚構の可視化」へ舵を切った児童文学ファンタジー―絵にならないものは書かない |
5 | アーシュラ・K.ル=グウィン 元型とミセス・ブラウン―あるいはアニメ映画というファンタジー |
6 | J・K・ローリング 「モノ」語りの宇宙―そしてハグリッドはどこにいるのか?) |
7 | 3 国内篇―気配と語りの醸成する気圏(荻原規子 気配と密度のファンタジー―うしろの正面だあれ |
8 | 小野不由美 少女と怪異と一人称―多重視点の語りが照らしだすもの |
9 | 現代短歌そして穂村弘 マルシェとしての『かばん』から―遊びをせんとや、多言語文化と多声のカーニヴァル、そして穂村弘) |
10 | 4 いま、ここのファンタジー(「つくも神」―妖精・妖怪が環境知能として復活する |
11 | 映画ならではの“現実創出”の試み―映画『BFJ』はダールの語り口を超えて |
12 | 開花するファンタジー |
13 | “型”の挑戦 そして芝居の“内”と“外”―時は元禄、江戸の御代、未確認飛行物体ゆーえふおー(義太夫詞章)) |
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