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商品説明
官僚や官僚機構の劣化は、眼を覆いたくなるほど凄まじい。歴史への責任をともなう公文書の改竄、数々の立法および行政上のエビデンス(根拠)の捏造。エリート官僚たちによって勤勉に偽装作業が繰り返されていた事実が、次々と発覚している。いつから日本の官僚機構は、これほどまでに壊れてしまったのか。人事をふくめた組織構造、意思決定、情報公開法や公文書管理法など、官僚統制のシステムを問いなおし、「官邸主導」の暴走をえぐる。
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収録内容
1 | 序章 官僚制を揺るがす公文書管理(官僚機構の「危機感」 |
2 | 前代未聞の決裁文書の改竄 ほか) |
3 | 第1章 官僚制の組織構造と行動(戦後民主改革と調和しているのか |
4 | 官僚制組織に内在する非民主的構造 ほか) |
5 | 第2章 官僚制の意思決定と情報公開法・公文書管理法(情報公開法の制定と論点 |
6 | 遅れてきた公文書管理法の制定 ほか) |
7 | 第3章 政権主導の意思決定システムと官僚制(安倍政権の「官から政」とは |
8 | 政権主導の装置としての内閣官房強化と有識者会議 ほか) |
9 | 終章 壊れる官僚制をどうするか(「政権主導」の功罪 |
10 | 「政治主導」の意義を取り戻す ほか) |