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商品説明
『万葉集』はいかにして「国書」の王座についたか?“天皇から庶民まで”が参加し、“日本民族の原郷”といわれる『万葉集』。しかしこの歌集が「古典」となったのは、国民国家の成立を補強するためであった。新元号で脚光をあびる「万葉集」について画期的事実を解明した書。緊急重版。
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収録内容
1 | 第1章 天皇から庶民まで―『万葉集』の国民歌集化をめぐる問題系(国民歌集の構造 |
2 | 子規の再発見という通念 |
3 | 金属活字版『万葉集』の出現 |
4 | 一八九〇年という画期 |
5 | 国民の全一性の表象) |
6 | 第2章 千年と百年―和歌の詩歌化と国民化(国民歌集の前史 |
7 | 『新体詩抄』と和歌改良論 |
8 | 国文学と国民文学 |
9 | 子規のスタンス |
10 | 国民歌集と国民教育) |
11 | 第3章 民族の原郷―国民歌集の刷新と普及(民謡の発明 |
12 | 万葉びとの創成 |
13 | 異端者伊藤左千夫 |
14 | 教育者の聖典―島木赤彦の万葉集1 |
15 | 伝統の発達―島木赤彦の万葉集2) |