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商品説明
「阪急や阪神、東急や西武といった“電鉄”が、衛生的で健全な“田園都市”を郊外につくりあげた」―よく知られたこの私鉄をめぐる物語の深層には、「神社仏閣」を舞台とする語られざる歴史があった。近代の荒波を生き抜く希望を鉄道に見いだした社寺と、そこに成功栄達の機を嗅ぎつける怪しくも逞しき人々。彼らの無軌道な行動と激しい情熱こそが、この国の都市空間をつくったのだ!ダイナミックで滑稽で、そして儚い、無二の日本近代都市形成史。
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収録内容
1 | 序章 「電鉄」はいかにして生まれたか |
2 | 第1章 凄腕住職たちの群像―新勝寺と成田の鉄道 |
3 | 第2章 寺門興隆と名所開発―川崎大師平間寺と京浜電鉄 |
4 | 第3章 「桁外れの奇漢」がつくった東京―穴守稲荷神社と京浜電鉄 |
5 | 第4章 金儲けは電車に限る―池上本門寺と池上電気鉄道 |
6 | 第5章 葬式電車出発進行―寺院墓地問題と電鉄 |
7 | 終章 日本近代都市と電鉄のゆくえ |