商品説明
日本における中東政治研究の最新の知見をあつめたシリーズの第1巻。政治研究で例外視される中東地域の分析において、政治学と地域研究を組み合わせ、その構造的変動を解明することを目指す本シリーズは、今後の中東地域内力学および国際関係を見通す視座も提供する。第1巻は、「中心・周辺」の力関係を軸に分析する、トルコを知るための必読書。
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収録内容
1 | 序章 トルコ政治の枠組み転換 |
2 | 第1章 日本・トルコ関係―皇室・政府・市民の「三層外交」 |
3 | 第2章 多文化主義―公正発展党のアレヴィー政策の事例から |
4 | 第3章 市民社会―世俗・宗教軸と対政権軸 |
5 | 第4章 政治体制―経済、宗教、政権支持 |
6 | 第5章 政党制―10パーセント阻止条項への有権者と政党の戦略 |
7 | 第6章 地方行政―分権化から再権威主義化へ |
8 | 第7章 外交―米国中東政策の「請負」理論とその検証 |
9 | 第8章 国内治安―クルド問題における和平の試みと失敗 |
10 | 第9章 政治と経済―経済自由化と社会的保護 |
11 | 終章 「周辺」強化の定着過程 |