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商品説明
人はなぜ迷信にとらわれてきたのか。かつて高知県内を中心に流布した憑きもの筋の一種、「犬神」。この前近代的な観念が戦後、人々の間で変容していく過程を古老たちへのインタビューや過去の資料分析を通じて解明する。
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収録内容
1 | 第1部 憑きもの筋研究再考(研究史 |
2 | 憑きもの筋研究再考―学術研究の傾向と「強制力」としての機能) |
3 | 第2部 高知県における「犬神」観の変容(現在の「犬神」観の事例―高知県と徳島県でのフィールドワークから |
4 | 「犬神」観変容の実情と戦後社会の影響) |
5 | 第3部 高知県の「犬神」観に働いた独自の「強制力」(「犬神」に関する知識を発信する文献資料の考察 |
6 | 戦後高知県における民俗の取り扱い |
7 | 生活改善諸活動と戦後高知県の「生活改善」) |
8 | 第4部 学術研究と生活世界の生み出す相互作用(学術研究と生活世界の生み出す相互作用 |
9 | 「強卵式」からみる生活世界とメディア上の情報間の相互作用 |
10 | 高知県の「犬神」観の変容の全体像) |
11 | 第5部 結論(「犬神」と「憑きもの筋」 |
12 | 本書の結びとして) |