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商品説明
“帝国陸軍の骨を拾った”最後の陸相下村定の初めての評伝。陸大首席卒業、長期の欧州駐在の後、エリート軍人の階段を駆け上がった下村は、地味な存在だったため、これまで取り上げられる機会が少なかった。しかし、「陸軍解体」の責任者という大仕事をやり遂げた人物である。昭和20年の第89帝国議会で、当局者でありながら陸軍の政治干渉を糾弾し、“火元は陸軍”とその責任を認めて国民に謝罪した。陸大卒業から陸軍解体、巣鴨拘置所収監、そして交通事故死するまでの半生を描く。
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収録内容
1 | 序章 ある交通事故 |
2 | 第1章 陸軍大学校卒業講演 |
3 | 第2章 民本主義の渦のなかで |
4 | 第3章 暴支膺懲の嵐のなかで |
5 | 第4章 大陸の風の中で |
6 | 第5章 軍解体の宿命のなかで |
7 | 終章 巣鴨拘置所の一年 |