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商品説明
1980年代以降、日本および世界の多くの読者を獲得した村上文学を位置づける。
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収録内容
1 | 村上春樹―「喪失」の物語から「転換」の物語へ |
2 | 第1部 「喪失の物語」―ザ・ロスト・ワールド(一九七〇年の「嵐」―『風の歌を聴け』 |
3 | 一九七〇年の「落とし物」―『1973年のピンボール』 |
4 | 冒険・あるいは“羊”殺しの物語―『羊をめぐる冒険』 |
5 | 一九七〇年からの帰還―『ダンス・ダンス・ダンス』 |
6 | “喪失”、もしくは“恋愛”の物語―『ノルウェイの森』 |
7 | 終末の時、“私”の行方―『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 |
8 | もうひとつの“村上春樹ワールド”―短編小説の世界) |
9 | 第2部 「転換」の物語―「デタッチメント」から「コミットメント」へ(「転換」―九〇年代に |
10 | 「ねじまき鳥」とは何か、あるいは「歴史」への眼差し |
11 | 「デタッチメント」から「コミットメント」へ |
12 | 「コミットメント」の行方) |
13 | 村上春樹批判(「転換」へ―果してそれは実現したか? |
14 | 「コミットメント」の行方―「迷走」する村上春樹 |
15 | 『1Q84』批判―村上春樹はどこへ行く |
16 | 「反核スピーチ」批判―私たち日本人は、確かに核に対して「ノー」と叫んできたが... |
17 | 時代との接点は、どこにあるのか?―『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を巡って |
18 | 昔の名前で出ています―『女のいない男たち』批判 |
19 | 文学表現における「コミットメント」とは?―村上春樹『1Q84』と莫言『蛙鳴』との違い) |