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商品説明
競技スポーツ等の身体運動は「健全なる精神」の育苗装置。知育・徳育の基盤こそ体育。―これら、うたがわれることのない図式こそ、知性の欠落にもとづく思考停止、無責任な楽観主義の産物というべきだろう。自明視されてきた「身体教育」の本質を再検証し、栄養学・性教育・救急法などをふくめた保健体育・家庭科ほか「広義の体育」が本来はらむ可能性を提起する。
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収録内容
1 | 第1章 「身体教育」の本質と「身体教育」論再考 |
2 | 第2章 「身体教育」の略称としての「体育」は、なぜ競技スポーツの劣化コピーとなったか? |
3 | 第3章 「食育」運動の本質とゆくえ |
4 | 第4章 「身体教育」空間としての学校の本質再考 |
5 | 第5章 性教育ほか、リスク対策教育の実態 |
6 | 第6章 ヘルシズム/ヘルスプロモーションと、フードファディズム/オルトレキシア―優生思想とパターナリズムをベースとしたパノプティコン |
7 | 第7章 身体教育解析の射程―『体育で学校を変えたい』をヒントに |
8 | 第8章 障害者の生活文化という死角からの身体教育の再検討―身体教育の新領域1 |
9 | 第9章 地域の文化伝承と教科内の必修化:沖縄空手の伝播とグローバル化―身体教育の新領域2 |
10 | 第10章 暴力性の規制としての身体運動再考 |