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商品説明
「他者理解=分かる」とは別の「つながり」とは?私たちにとって生きることの力となる、実感を伴った他者との「つながり」とはどのようなものだろうか?本書では、著者自身が体験した三つの事例(父の闘病生活を共にする体験、保育園での二人の子どもとのかかわり)のエピソードなどを通して、“経験の主体としての身体”に着目して、これまでの心理学研究では見落とされていた他者と「共にあること」の意味を問い直す。
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収録内容
1 | 他者との「つながり」への問い |
2 | 第1部 他者と「共にある」とはどういうことか―心理学における「志向する身体」の欠落(これまでの他者理解研究に抜け落ちていたもの |
3 | 人間を主体として捉える―“経験の主体としての身体”への回帰) |
4 | 第2部 「実感」の次元における知を求めて(現象学的態度―自明性を問い直す志向性 |
5 | 関与観察という方法 |
6 | 体験の記述による実感に根ざした知) |
7 | 第3部 三つの事例から(身体を介した世界や他者との「交わり」―保育の場における子どもとのかかわりから |
8 | 「なんでもない時間」を共有すること―保育の場における「気になる子」とのかかわりから |
9 | 「つながり」の再形成―父の闘病生活を共にする経験から) |
10 | 他者と「共にある」こととしての「つながり」 |