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量子ウォークの新展開 数理構造の深化と応
今野紀雄/共編著 井手勇介/共編著
6050円
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発売日 | 2019年08月発売 |
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商品説明
2002年頃から本格的な研究が始まった「量子ウォーク」は研究対象が広範囲なものとなり、現在この大きな拡がりのなかで新しい展開をみせている。さらに、近年、巨大IT企業による量子コンピュータの急速なハード開発の進展により、量子ウォークに基づくアルゴリズムが量子コンピュータ上で動くことが現実のものとなりつつあり、新しい局面に入ってきている。このような時機を得て、本書は、多面的な量子ウォークの数理の新展開を読者がよりよく理解できるよう、従来の数学との関連を意識しつつ、代数、幾何、解析、および確率論的側面からテーマを取り上げるとともに、物理学、工学、情報科学への応用についても解説した書である。
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収録内容
1 | 第1部 代数的側面(量子ウォークとグラフゼータ函数―「今野‐佐藤の定理」からの眺望 |
2 | 四元数量子ウォーク) |
3 | 第2部 幾何的側面(ベキ乗公式と漸近解析 |
4 | グローバーウォークの固有値とグラフのフロー) |
5 | 第3部 解析的側面(量子ウォークのスペクトル・散乱理論 |
6 | 量子ウォークのユニタリ同値類 ほか) |
7 | 第4部 確率論的側面(量子ウォークと力学系 |
8 | 解析的で一様なZ上量子ウォーク:定義・構造定理・極限定理 ほか) |
9 | 第5部 応用的側面(量子ウォーク同位体分離 |
10 | 量子計算シミュレーションに向けて:光学と量子ウォーク ほか) |