本/雑誌
救いと寛容の文学 ゲーテからフォークナーまで
今村武/著 内田均/著 川村幸夫/著 佐藤憲一/著
3850円
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発売日 | 2019年09月下旬発売 |
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商品説明
危難の時における「救い」「寛容」という視点から、アメリカ、イギリス、ドイツの文学作品を読み直し、文学に秘められた精神的挑発性を解き放つ。読者へのガイドとなる作者紹介と作品概略を各章末に併録。
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収録内容
1 | 第1部 二十世紀英米文学における人間関係の描写(アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ』―社会的弱者と疎外者へのアプローチ |
2 | ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』―弱者に寄り添うやさしいまなざし |
3 | ノラ・ロフツ「これからはぼくが‐」―高齢者の孤独を救う逆説的状況) |
4 | 第2部 初期アメリカ文学(初期アメリカ文学史をめぐる諸問題とその展望 |
5 | ピューリタンと「オランダ人」―アメリカ合衆国の多様性の起源) |
6 | 第3部 近代ドイツ文学における危難と救い(『グリム童話』「ヘンゼルとグレーテル」―危難を乗り越えた兄妹の寛容 |
7 | ゲーテ『ファウスト』第一部―グレートヒェンとファウストの二重の悲劇のゆくえ |
8 | 森鴎外『舞姫』―明治のエリートとベルリンの踊り子の危難の時) |
9 | 第4部 古典的SF小説の危難と現実感(H.G.ウェルズ『宇宙戦争』における危難と寛容―危機情報の伝播とパニックの現実感 |
10 | オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』における危難と寛容―ディストピアと孤独の現実感) |
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