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商品説明
地方のコミュニティは衰退し、都市はグローバル化によって格差が拡大し疲弊している。そして都市の論理が地域のコミュニティを崩壊させている―通常このように否定的に語られることが多い。だが本当にそうだろうか。軽やかに移動し、ICTの様々なコミュニケーションの新技術でつながった人々による、都市における新しい共生の作法がありえるのではないか。多様性を認める寛容な精神に満ちた作法が、既存のコミュニティをも変えていく可能性を探る、碩学による最新社会評論。
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収録内容
1 | いま、なぜ都市共生なのか |
2 | 1 共生(生きられる共同性―イリイチの「共生」概念 |
3 | 都市をどうみるか―漱石・鴎外・須賀敦子の視座 |
4 | 多様性と寛容さ―ジェイコブズからフロリダへ) |
5 | 2 多様性(「美しいまち」と排除の論理―自閉するまちづくりと「異なるもの」 |
6 | 安全・安心―コミュニティの虚と実 |
7 | 新しいコスモポリタニズム) |
8 | 3 ボーダーとボーダーレス(サロンとコミュニティ―コ・プレゼンスのゆくえ |
9 | 弱さと向き合うコミュニティ) |
10 | 多様性と差異のゆくえ―ポスト都市共生へ |